バックナンバー
竹内康光のワンフォーオール
配信日:2025/04/02 09:00

3月29~30日
6レース予想
3レース的中
投資→回収
20000円→13360円
今週にご期待ください。

3月22~23日
6レース予想
4レース的中
投資→回収
20000円→20500円
的中はオール2着でも、コツコツ積み上げてプラス回収!

3月8~9日
6レース予想
3レース的中
投資→回収
20000円→11900円
今週にご期待ください。


ヒット予想レビュー
【土曜】
中京05R
バルナバ【1着】
「背中が良くてチップよりも芝の方が動けるし、ゆったり走れる距離は合う。少し時計が掛かる良馬場なら。」と陣営。前走騎乗した幸騎手も「長くいい脚を使ってくれる馬で、テンに今少し行き脚がつけばすぐに勝てると思う。」と高評価。半兄2頭はダートでオープンまで出世したが、この馬は芝中距離で。

中山05R
ワース【2着】
「デビュー前から身のこなしが良く、能力は高そうだと思っていた。鞍上がプッシュした分だけ動くタイプで、まだ集中力の面でムラがある。」と陣営。それでも「フワッとしたが、他馬が来るとまた伸びてくれた」(鮫島駿騎手)、「乗り味のいい馬で、しっかりと伸びていた」(松山騎手)と騎手は高評価。

【日曜】
中京11R
◎サトノレーヴ【1着】
○ビッグシーザー
▲ナムラクレア【2着】
★ドロップオブライト
△バルサムノート
馬複流し4頭4点
三連複軸1頭流し相手4頭6点
サトノレーヴはモレイラ騎手が「初めて乗った時(春雷S)はファイトさせながらだったが、手応え通りに伸びてくれた。その時から楽しみな馬だと思っていたよ。」と高評価。香港スプリントも3着に健闘して、コンビ継続のために堀師と里見氏を身元引受人にして来日した。1週前に佐々木大騎手を背に破格の時計、チャックネイトとルクソールカフェを追走して馬なりのまま楽々と突き放した。普段のコメントは慎重過ぎるほどの師が「香港遠征の疲れをしっかり取ってから帰厩、とてもフレッシュな状態で戻ってきたので時間をかけてじっくり乗り込むことができた。何よりも息の入りが非常に良く、先週でほぼ仕上がっていたのでいい勝負になると思う。」と珍しいくらい強気。近年は中長距離馬で活躍する厩舎だが、キンシャサノキセキで当レースを連覇している。
ビッグシーザーは昨年の当レースがGⅠ初挑戦で一敗地に塗れたが、あれから1年経ちオープン→重賞を連勝しての再挑戦。先行できて終いも確か、速い時計に対応できるのはサトノレーヴに対するアドバンテージになる。「ちょっとズブさがあって、気合をつけると手応え良く入れた。抜け出して手応えほど突き放せなかったあたりは、もっとやれる余地があるはず。」と北村友騎手。今回ブリンカーを着用して最後の甘さをカバーできれば、父系3代の短距離王の座も見えてくる。
ナムラクレアも重賞を勝っての挑戦、ルメール騎手が「凄くいい瞬発力を使ってくれた。いつも通りに後方から、大外へ出してからも最後までよく頑張ってくれた。」と高評価。1週前ルメール騎手→直前長谷川師で追い切って、悲願達成に向けてできることは全てやった。後はほんの少しの運があれば。
(以下略)

南関東は重賞設定のない船橋競馬、月曜は石崎駿騎手の最終騎乗日で金曜には引退セレモニーが行われる。通算1482勝を挙げて重賞も40勝、自身40歳を過ぎて師匠の岡林師も引退と調教師転身にはまたとないタイミングだった。
彼はいわゆる2世騎手ではなく、一度は閉ざされかけた騎手への道を父と二人三脚でこじ開けて見せた苦労人だ。JRA所属の現役では坂井瑠星、吉村誠之助、永島まなみ、田口貫太、小牧加矢太の5名が「地方騎手2世」だが、石崎駿もJRA競馬学校に入学した経歴がある。表向きは体重調整が上手くいかず退校したことになっているが、実を言うとJRA騎手の息子に部屋に菓子を放り込まれるなどの嫌がらせを繰り返し受けていた。
普段は温厚な石崎隆騎手もこの時ばかりは鬼の形相で息子を迎えに行き、「見返してやれ」と言って那須の地方競馬教養センターで地方の騎手免許を取らせた。件のJRA騎手の息子はJRAの騎手免許を取得したものの、鳴かず飛ばずで平地と障害を合わせても50勝できなかった。石崎駿は父に似てクールでシャイな男だが、最終騎乗を終えると騎手仲間に胴上げされて笑顔を弾けさせていた。24年度の騎手名鑑の写真を見ると、父親の石崎隆之騎手と瓜二つの風貌になったが、6269勝を挙げて「生涯一騎手」を貫いた父とは違い調教師としてのホースマン人生を選んだ男に幸あれと願う。

» 戻る