竹内康光のワンフォーオール
配信日:2025/04/06 09:00
【南関東の話題】
南関東は先週末から寒の戻りで、週始めの最高気温は9度から10度と真冬並みの気温。週の後半になってようやく暖かさが戻り春めいてきて、桜の花を長く楽しめたと思えば寒さにも少し感謝しなければならないか。
しかし馬を仕上げる側にとっては、気温の乱高下はありがたくはない。3月中旬には5月並みの気温になり、馬たちは春支度のために冬毛を落として「換毛」に入る。ブラッシングが終わると足元に毛の塊が溜まり、ボサボサした毛並みがスッキリと艶が出て来る。
そこに寒波がやって来ると、馬服を重ね着させて感冒に備えなくてはならない。その一方で馬はアスリートでもあり、トレーニングを通して代謝を高めて走れる体を作らなければならない。寒暖差が大きいと体調を崩して飼い葉喰いが上がって大きく馬体を減らしたり、寒さで代謝が落ちて大きく馬体が増えたりする。
初日と二日目だけで二桁の馬体減が14頭、馬体増が12頭も出た。旧知の調教師は「うちの馬はなかなか馬体が絞れないので速い時計で負荷をかけたけど、大型馬だから脚元が心配になる。540kg台で走らせたいけど、前走は570キロを超えていたからね…。飼い葉も調整して、普段の運動も十分すぎるほどやって、体重も計っているのに、レース前日の夜に馬房から抜け出してラーメンでも食べているのかな(苦笑)。前走は追い切りを終えて絞れたと思ったのに、レースに行ったらプラス11キロ。乗り役には魔神ブーって言われちゃったよ。今回はどうなるかな。」と仕上げの苦労をユーモラスに話してくれた。
果たして当該馬は競馬に行ってマイナス1キロ、行きっぷりが悪くて後方から差を詰めるだけに終わってしまった。「一度外厩に放牧に出して、530キロくらいまで馬体を調整してから戻そうと思う。」と師。
一般的に放牧明けというと馬体が増えるイメージがあるようだが、現場ではその反対に減って戻って来る場合が多い。一般的な外厩では在厩している時ほどの運動量があるわけではないので、飼い葉も栄養価が高いものを与えることはできない。乗り手の技量もばらつきが大きく、馬場も広くはないので運動の選択肢も限られる。帰厩してパンプアップしてからレースに使うパターンの方が多いのだ。
大阪杯
ドバイミーティングが1週後になって、高松宮記念は騎手に役者が揃ったがその分こちらは人馬ともに少し役者不足。フェブラリーSと同じく最強馬決定戦というよりは、ワールドクラスへのステップストーンという位置付け。というわけで予想の軸は「相手関係」、ワールドクラスの馬たちとの「距離感=着差」に注目した。
続きはプレミアム情報でどうぞ。
☆誌上公開情報☆
中山01R
◎10ワカムシャ
単20%、複80%
「背中がいい馬だけど、前走はまったく力を出していない。素質を秘めた馬で、ダート適性そのものはあると思っている。ブリンカーを着用した稽古は反応が良かったし、実戦で効果があれば更にやれるはず。」と陣営。母と祖母は芝でしか走っていないが、叔父ナスノカンザンとカンレイスキーはダート馬。
◇プレミアム情報◇
(バラ売り提供)
◆中山09R/単複
[100pt]
◆阪神09R/単複
[100pt]
◆阪神11R/馬複・三連複
[100pt]
レースごとにバラ売り提供いたします。情報は、ログインMENUの「特設ステージ」内にアップしてあります。よろしければお好きなレースをご購入ください。
(↓ログイン↓)
http://m.e-dream.co.jp/reader/login
※ご購入いただいた情報は「購入情報一覧」から何度でも再閲覧できます。
[イードリーム]
http://m.e-dream.co.jp
[お問い合わせ先]
support@e-dream.co.jp
南関東は先週末から寒の戻りで、週始めの最高気温は9度から10度と真冬並みの気温。週の後半になってようやく暖かさが戻り春めいてきて、桜の花を長く楽しめたと思えば寒さにも少し感謝しなければならないか。
しかし馬を仕上げる側にとっては、気温の乱高下はありがたくはない。3月中旬には5月並みの気温になり、馬たちは春支度のために冬毛を落として「換毛」に入る。ブラッシングが終わると足元に毛の塊が溜まり、ボサボサした毛並みがスッキリと艶が出て来る。
そこに寒波がやって来ると、馬服を重ね着させて感冒に備えなくてはならない。その一方で馬はアスリートでもあり、トレーニングを通して代謝を高めて走れる体を作らなければならない。寒暖差が大きいと体調を崩して飼い葉喰いが上がって大きく馬体を減らしたり、寒さで代謝が落ちて大きく馬体が増えたりする。
初日と二日目だけで二桁の馬体減が14頭、馬体増が12頭も出た。旧知の調教師は「うちの馬はなかなか馬体が絞れないので速い時計で負荷をかけたけど、大型馬だから脚元が心配になる。540kg台で走らせたいけど、前走は570キロを超えていたからね…。飼い葉も調整して、普段の運動も十分すぎるほどやって、体重も計っているのに、レース前日の夜に馬房から抜け出してラーメンでも食べているのかな(苦笑)。前走は追い切りを終えて絞れたと思ったのに、レースに行ったらプラス11キロ。乗り役には魔神ブーって言われちゃったよ。今回はどうなるかな。」と仕上げの苦労をユーモラスに話してくれた。
果たして当該馬は競馬に行ってマイナス1キロ、行きっぷりが悪くて後方から差を詰めるだけに終わってしまった。「一度外厩に放牧に出して、530キロくらいまで馬体を調整してから戻そうと思う。」と師。
一般的に放牧明けというと馬体が増えるイメージがあるようだが、現場ではその反対に減って戻って来る場合が多い。一般的な外厩では在厩している時ほどの運動量があるわけではないので、飼い葉も栄養価が高いものを与えることはできない。乗り手の技量もばらつきが大きく、馬場も広くはないので運動の選択肢も限られる。帰厩してパンプアップしてからレースに使うパターンの方が多いのだ。
大阪杯
ドバイミーティングが1週後になって、高松宮記念は騎手に役者が揃ったがその分こちらは人馬ともに少し役者不足。フェブラリーSと同じく最強馬決定戦というよりは、ワールドクラスへのステップストーンという位置付け。というわけで予想の軸は「相手関係」、ワールドクラスの馬たちとの「距離感=着差」に注目した。
続きはプレミアム情報でどうぞ。
☆誌上公開情報☆
中山01R
◎10ワカムシャ
単20%、複80%
「背中がいい馬だけど、前走はまったく力を出していない。素質を秘めた馬で、ダート適性そのものはあると思っている。ブリンカーを着用した稽古は反応が良かったし、実戦で効果があれば更にやれるはず。」と陣営。母と祖母は芝でしか走っていないが、叔父ナスノカンザンとカンレイスキーはダート馬。
◇プレミアム情報◇
(バラ売り提供)
◆中山09R/単複
[100pt]
◆阪神09R/単複
[100pt]
◆阪神11R/馬複・三連複
[100pt]
レースごとにバラ売り提供いたします。情報は、ログインMENUの「特設ステージ」内にアップしてあります。よろしければお好きなレースをご購入ください。
(↓ログイン↓)
http://m.e-dream.co.jp/reader/login
※ご購入いただいた情報は「購入情報一覧」から何度でも再閲覧できます。
[イードリーム]
http://m.e-dream.co.jp
[お問い合わせ先]
support@e-dream.co.jp
» 戻る