【オークス乗り替わりの闇】

今週のオークスは乗り替わりが多く、不穏な空気が漂っている。

１冠目の桜花賞を勝ったスターズオンアースは、テン乗りの川田が馬群を縫って制する見事な騎乗だった。ところが２冠目のオークスで川田が選んだ騎乗馬はアートハウス（忘れな賞１着）である。

アートハウスを管理するのは、川田を主戦扱いとしている中内田厩舎なので、これは納得である。川田自身の選択なので、どのような結果になっても悔いはないだろう。

屋根があいた桜花賞馬スターズオンアースには、ルメールが乗る。テン乗りとなるが、癖のある馬ではないし東京経験も豊富。あとは距離延長がどう出るか。

２歳Ｇ１阪神ＪＦの勝ち馬サークルオブライフは、デビューからずっとデムーロが乗り続けており、オークスでも乗り替わりはない。４着だった桜花賞はラストの末脚が目立っていたが、距離延長が良いとは言いきれない。

前哨戦フローラＳを勝ったエリカヴィータは田辺の好騎乗だったが、オークスでは福永が乗る。１億８千円の高額馬ゆえ、Ｇ１慣れしている福永を指名した馬主サイドの判断も仕方あるまい。

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