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竹内康光のワンフォーオール
配信日:2018/10/21 09:00

【南関東の話題】
南関東も2歳重賞がスタート、秋以降は地元勢が北海道や岩手の重賞路線を戦ってきた馬たちを迎え撃つ。全日本2歳優駿のトライアルレース・鎌倉記念が川崎競馬場で行われた。

鎌倉記念 (川崎千五)
1分33秒6(良)
1着ミューチャリー
2着リンゾウチャネル
3着グラビテーション

ミューチャリーはこれで3戦3勝、走るたびに距離延長・ツーターン・輸送と課題を難なくこなす素質馬。御神本騎手には牝馬のクラシック候補ホウショウレイル(浦和・小久保厩舎)に続いて、牡馬にもクラシック主役級の馬が回ってきた。陣営はレース前にテンションの高さから、輸送と折り合いを課題に挙げていた。しかしレースでは3番手で折り合って、リンゾウチャネルの仕掛けを待って動ける操縦性の良さも披露。ラストは鞍上が2度もビジョンを見て手綱を抑えるほぼ完璧なデモンストレーション、暮れの大一番が楽しみ。
リンゾウチャネルは門別ダート千二で4戦して、盛岡の芝千六で重賞初制覇。輸送も芝も左回りもまとめて克服する好センス、陣営も「豊かな将来性を感じます。」と素質には太鼓判。先週木曜にビシッと追って、日曜は坂路でサッとに留めたが9キロの馬体減。若駒には北海道から20時間近いの輸送は厳しい。この馬の力は出せたが相手が一枚も二枚も上。
グラビテーションは900mのデビュー戦で途中からハナを奪ってぶっちぎり、2戦目は今回と同じ舞台で控える競馬を試して3着と適応力を見せていた馬。今回は末に徹して最後まで脚を使って3着、中間の調教で砂を被せる練習を続けた成果を見せた。
4着ヒカリオーソは控える競馬でデビューから2戦を戦って、前走は瀧川騎手が逃げの手で楽勝。今回も積極的な立ち回りを見せ中身の濃い走り、フリオーソ産駒で今後の成長力にも期待が持てる。5着リンノレジェンドは五十嵐冬騎手から吉原騎手にスイッチ、門別の千七で2戦して距離とツーターンは経験豊富な馬。左回りの追い切りでも目立つ動きを披露したが、実戦では3コーナーで外へ張るロス。手前が替わってから追い上げたが、左回りの経験不足を露呈した。

菊花賞
スプリンターズSと秋華賞は頭固定で予想したが、菊花賞は軸馬候補が複数いるものの頭固定までは踏み込めない。京都の外回りコースは上がり3Fの瞬発力を競う競馬が多いが、天皇賞春や菊花賞では後半5Fの持続力が問われる流れになりやすい。エポカドーロが本当に逃げるのか(ちなみに戸崎騎手の単騎逃げはスローが多い)、アイトーンやジェネラーレウーノがどう出るか。問われる資質に注目して、予想を組み立てた。
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☆誌上公開情報☆
東京12R
◎10ワンダープラヤアン
単20%、複80%
前々走は不利がすべて、落馬のあおりで大きなコースロスがあった。「追い込み一辺倒で、1000万の千や千ニでは忙しい。距離延長がいい方に出れば。」と陣営。3代母ラブリースターは、3歳限定戦時代のエリザベス女王杯でビクトリアクラウンの3着。産駒にワンダーパヒューム(桜花賞)とワンダーファング(スプリングS)が輩出。

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