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竹内康光のワンフォーオール
配信日:2020/08/16 09:00

【南関東の話題】
地方競馬にはJRAの短期免許に当たる「期間限定騎乗」という制度があり、現在は名古屋の岡部誠騎手が大井所属として騎乗中。これは通算1000勝以上の騎手が対象となっていて、雪が多い地域が冬季休催中に入ると桑村騎手・服部騎手(ともに道営)、高松騎手・山本聡騎手(ともに岩手)、そして吉原騎手(金沢)が南関東で約2ヶ月騎乗する予定。
その他に「技術研鑽騎手」の枠で水野翔騎手(笠松)が大活躍を見せたのは記憶に新しいが、1月には柴田勇騎手(金沢)も大井をベースに騎乗予定。他地区から来た若武者たちが、大暴れするのも楽しみ。JRAの短期免許制度は多くの外国人騎手が利用しているけれど、地方所属の騎手にもぜひ門戸を開いて欲しい。
JRAにはない制度として、地方競馬には短期免許の期間外であっても重賞開催日は全国の騎手がフリーに騎乗できる「スポット騎乗」がある。南関東には廃止になった競馬場から酒井忍騎手・森泰斗騎手・矢野貴之騎手・内田利雄騎手といった腕利きが集まって、生え抜きの騎手たちと腕を競い合っている。そこにスポット騎乗で吉原騎手をはじめとする全国の名手が集まるのだから、競馬が面白くないわけがない。
JRAにも同様の制度があればレースはもっと面白くなるはずで、まずは短期免許制度が適用されていない地方騎手を対象にスタートしてはどうか。本来なら騎手は鞭一本で世界中どこでも乗れるのが当たり前。前出の内田利雄騎手は韓国で、JRAで活躍する藤井勘一郎騎手もオセアニア・シンガポール・マレーシア・韓国で騎乗している。
2003年のミルコとネオユニヴァースのコンビは、春の2冠皐月賞→ダービーを制覇した。当時は短期免許だったので菊花賞には本来騎乗できなかったが、JRAが「同一馬で1年間にGIを2勝以上すれば、その馬が同年にGIに参戦する際に騎乗を認める」という「特例」を作った。JRA版の「スポット騎乗制度」とも言えるこの特例は、残念ながら特例のまま制度化されることはなかった。
16年の時を経て昨年の有馬記念、レーン騎手とリスグラシューのコンビに同じ壁が立ちはだかった。4月27日から6月25日の短期免許を取得していたレーン騎手は、有馬記念には本来騎乗できなかった。しかし宝塚記念→コックスプレートを勝ってきたこのコンビは、「同一馬で1年間にGIを2勝以上」していたので、12月19日に交付された「臨時試験による免許」によって有馬記念の騎乗が認められた。
JRAは16年も足踏みをしていたけれど、今度は特例のままとせずに制度化することを検討して欲しい。知見やノウハウは地方競馬が持っている。

☆誌上公開情報☆
札幌07R
◎05クロカドッグ
単20%、複80%
昨日は新潟で1勝、今日も新潟1レースのコウユーホクトと3レースのロンギングバースは星勘定に入っている竹内厩舎。「自分で追い切ったので、その2頭には期待しています。札幌のクロカドッグも、現地スタッフからいい報告が上がっています。」と師。「前回は楽に前に行けて、今回に繋がるレースになりました。」と秋山稔騎手。

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